「セツアンの善人」
原作:ベルトルト・ブレヒト
演出:串田和美
音楽:Coba
衣装デザイン:ワダ エミ

東京公演 赤坂ACTシアター9月4日(水)〜16日(日)
大阪公演 シアタードラマシティー9月20日(木)〜25日(火)
出演
シェン・テ、シュイ・タ : 松たか子(2役)
ヤン・スン : 岡本健一
シュー・フー : 串田和美
第一の神 : 斎藤晴彦
第ニの神:アンドリュー・ブケニア、第三の神:ロラン・レヴィ、シン夫人:スブリーム、夫:内田紳一郎、妻:アニエス・アダム、姪:エリアンナ、建具屋:ベヌワ・ディ・マルコ、弟:ギョーム・ハン、義理の妹: ナディア・クスムルジョノ、ミイ・ツ夫人:李丹、警官/ウェイター:大月秀行、老婆:イザベル・ゴザール、老人:小西康久、ヤン夫人:稲葉良子、ミュージシャン:山田武彦、ミュージシャン:帝鵬、ミュージシャン:薄田真樹、ミュージシャン:萱谷亮一
ストーリー
セツアンの街の夕暮れとき、3人の神様がやってきた、さてこの街に、善人はいるのだろうか。家々で宿泊を求めるが断られる。皆生きていくのに精一杯、他人にやさしくする余裕などないのだ。●そんななか、貧しい娼婦シェン・テだけが快く受け入れた。●そして翌朝、神様たちは宿代としてシェン・テに大金を手渡した。これは、善い行いを沢山するように与えられた神様からの贈り物。●そう、考えたシェン・テは、その金で小さなタバコ屋を始めることにした。しかし、そんな彼女の人の善さにつけこんで、貪欲な人々が居座り貪る。たまりかねたシェン・テは、冷酷な従兄シュイ・タをでっちあげ、彼に変身して群がる人々を追い出した。●家主から半年分の家賃を前払いを要求されながらも、わずかな儲けを工面して、人々に手をさしのべてやるシェン・テは「スラムの天使」と呼ばれるようになっていた。●ある日、失業中の飛行士ヤン・スンと恋に落ちる。もう一度飛行士として、働く為には多額のお金が必要だと言う、ヤン・スンに、シェン・テは隣の老夫婦が好意で貸してくれた金を渡し、そのうえタバコ屋までも売ってしまう。●そんなシェン・テの献身的な愛とは裏腹に、ヤン・スンには愛がないことを知る。しかも、お腹のなかには彼の子が・・・。●困り果てたシェン・テは姿を隠し、シュイ・タとなって長屋でタバコ工場を始め、「タバコ王」として事業を広げた。●しかしシェン・テが姿を消して半年、「スラムの天使」をなくした人々達の不信はつのるばかり。その疑いの目はシュイ・タに向けられ、シェン・テ殺害容疑で告発されてしまった。裁判官となった3人の神様がシュイ・タを裁く。ついに正体を明したシュン・テ。そこで下された審判は、意外にも・・・・。
   
   

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